レプツェ〜名前の由来〜
わたしが屋号にしているレプツェ(Repce)とは
ハンガリー語で菜の花のことです。
第一子を妊娠したとき、わたしはハンガリーで暮らしていました。
日本から持って来た妊娠検査薬で陽性を確認後、
すぐに病院を探しました。
外国の、英語もあまり通じない田舎町。
親兄弟はもちろん、日本人の友人いません。
正直なところ、不安が大きかったです。
しかし、そんなわたしを、
長いハンガリーの冬を超えた暖かい日差しと
5月の風が、一面の菜の花畑に誘ってくれました。
今までに見たことのないような規模で
目の前に広がる一面の黄色い絨毯。
可憐な菜の花がわたしの心をほぐしてくれます。
まだなんの変化もない、いつものわたしのお腹。
でも確実に今までとちがう、わたしのお腹。
わたしの「母」としての人生が始まった瞬間です。
菜の花はわたしにとって大切な花になりました。
その菜の花を屋号にする事にしました。
日本語で「なのはな」にしようかと
随分迷ったのですが、
育児期間を過ごしたハンガリーも
わたしにとって思い入れのある場所なので
ハンガリー語の「レプツェ」に決めました。
今は聞き慣れない言葉だと思いますが、
いつかみんなに受け入れてもらえたら嬉しいです。
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